
ねんきん定期便
毎年誕生日が過ぎたころに、ねんきん定期便というお知らせが届きます。
私にも、今年も誕生日が過ぎて届きました。
このねんきん定期便をはがしてみると、最近の納付状況、これまでの納付の累計額、
これまでの加入期間、将来受給できるであろう年金の見込み額が記載されています。
国民年金や厚生年金のような公的な年金は、きちんと加入していることによって、
高齢になったときの老齢年金の受給だけでなく、遺族年金や、障害年金の受給ができる保険です。
ねんきんネット
ねんきん定期便には、上記のような情報がコンパクトにまとまって記載されていますが、
ねんきんネットでは、年金額が少なくなってもいいから早くもらいたい(繰り上げ支給)、
高齢になったときになるべく1年で受け取る年金を多くしたいので元気な間はたくさん働きたい。
そんな人が、どうしたら年金受給額がどうなるのかのシミュレーションができる機能を持っています。
ねんきんネットは、お手元にある年金定期便のはがに記載されている「お客様のアクセスキー」と、の基礎年金番号、メールアドレスがあれば、ユーザーIDが取れますので、ログイン可能になります。

ここでいろんな試算をしてみることをお勧めします。
2018年10月からねんきんネットと、マイナポータル が繋がっています。
このあたりをきちんと理解しておくことで、今まで、必要に駆られてやらなくてはならなかったことが、やらなくて済むようになります。
個人情報が危ないからいやだという方もおられるでしょうが、もうそんなことも言っていられません。使わないからリスクが回避できるというものではないからです。
早く受給開始したいとき
病気にかかったり、家族の介護をしなくてはならなかったりと、いろんな事情で仕事から離れなくてはならなくなることは普通にあります。では、もし年金を早く受給したいと思ったときに、どのくらい減額されるのか、よく考えなくてはいけません。
もちろん、年金機構に電話で相談すれば教えてくれます。
いずれにしてもきちんと調べて理解しておくことが大切なんです。
本来の受給開始である65歳になる前に受取はじめたら「0.5%×繰り上げた月数」が減額されます。なんて言われてもよくわかりませんから、こちらも ねんきんネットで確認できます。

<h2>年間の受取額が少ないひとは繰り下げ受給</h2>
国民年金に20歳から60歳まで加入しても、65歳からもらえる老齢基礎年金は、年間80万円(このブログ作成日現在)にもなりません。足りない分は貯蓄を取り崩すか、働くしかありません。
でも、年金の受給開始の時期を遅らせることができれば、受給開始後に受け取れる年金額は多くなります。この増額の割合は「0.7%×繰り下げた月数」で計算されますが、自分で計算するのも面倒ですからこんな時も、これまた ねんきんネットを利用して試算するのが便利なのです。
公的なサービスはきちんと利用しよう
ねんきんネットを利用して試算したデータに基づいて、わからないことがあったら年金機構に電話で質問するのが良いと思います。スマホからでも、パソコンからでも比較的簡単に見ることができます。
そして、国民年金が少ないから、何で補おうかということになったら、まずは年金基金をお勧めします。
年金基金のようにたくさん払えないというのであれば、国民年金の付加年金を利用してくださいね。受給額は確実に増えますよ。
生命保険会社の個人年金への加入は、公的年金では足りないときに考えてくださいね。
毎年支払う税金の所得控除は、公的年金がダントツで有利です。
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