税金を払ったらお金が無くなってしまうPAK93_niwanobenchi20130506500

払った税金を返してもらえることがあるの!?

前回は利益が出ていて資金もあるときこそお金の使い方に注意という話をしました。
「そうはいっても税金を払ってしまったらお金がなくなっちゃう。」
みんなそう思いますよね。税金なんて、できれば払いたくありません。
日本は海外に比べても税率が高いともいわれていますし、
税金をたくさん払うとすごく損した気がします。
でも本当に税金をたくさん払うと損をするだけなのでしょうか?
税金って一度払ったら返ってこないものなのでしょうか?

実は、払った税金を返してもらえることもあるのです。

それはどういうことでしょうか?
決算は1年ごとに区切って計算しています。
1年ごとに区切ったスパンで見て黒字の時に税金がかかります。
便宜上1年ごとに区切っているだけなので黒字になった年に払う税金が
赤字の時にそのままにならないようなシステムになっています。
1年で区切って、たまたまその年にたくさん利益を出したときに
資金を無駄使いしないで税金をきちんと払ておけば、
翌期にもしも赤字が出たら「欠損金の繰り戻し還付」といって
前年に払った法人税を返してもらうことができるのです。

なんだか税金の貯金みたいじゃないですか。
この制度は少し前までは中小法人のみの適用でしたが
平成26年4月以降に決算が終了する会社の場合は大法人も
含めて全ての法人で適用されています。

ですから税金は一度払ったからといってそのまま消えて
なくなるわけではないのです。
1,000円の利益が出ていて300の税金を払っても万が一
翌期に1,000円赤字になればその300の税金は返してもらえる。
そういうことを知っていたら税金を払って損をしたという
気持ちが少しおさまりますよね。

それに、納めた税金が社会の役に立てばもっといいじゃないですか。

ということで、税金がたくさん出るのはそんなに悪いことではないのです。
税金を払ったために返済資金が不足するようであれば、問題なのは税金を払うことではなく、
利益がまだたりないか、もしくは負債が多すぎるために月々の返済の負担が
大すぎるということを疑うべきでしょう。
経費を増やして「節税」し続けていたら金融機関への返済は今以上に難しくなります。

脱税をとまではいかなくても、無理なこと、無駄なことをしていたら
経営状態は良くなりません。
無理なことをしたら必ずどこかにひずみが生じて
そのひずみが経営状態を圧迫するようになるのです。
そうなりたいですか?でしたらたくさん「節税」してください。

顧問税理士にオーダーするときに
「とにかく今お金がないから税金を払いたくない」と
言えばそのようにしてくれるでしょう。
それで今この瞬間は良かったと胸をなでおろすかもしれません。
でも私はお勧めしませんよ。
なぜなら今楽をすることで、あとあと痛い思いをして
もっともっと苦しい思いをすることになるのですから。

次回ももう少し続けようと思います。

【編集後記】※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

昨日は子どもの三者面談に行ってきました。
進路をどうしたいのか。悩ましい年頃です。
進路に何を選んだからどうなれるというころよりも、
これからどんなことをしていきたいかで選んでもらいたいものです。

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